独立行政法人中小企業基盤整備機構は、繊維産業に係る平成20年度情報関係事業「オーガニックコットン含有率に関する適正な表示ルールのあり方に関する調査事業」の報告書を公表しています。
http://www.smrj.go.jp/keiei/seni/info/pub/046150.html

その中に一般の消費者に向けてアンケート意識調査を実施しています。
大変参考になる内容です。ポイントアウトして編集しました。

【NOC】日本オーガニックコットン流通機構 理事長 宮嵜道男

  • アンケート方法 インターネットによる呼び掛け
  • 実施時期 2009年2月
  • 対象消費者の絞込み
    • モニター数40~50万人 ※アンケートに答えるとポイント加算されるメリット。
    • 無作為に4万人を抽出
    • オーガニックコットンに全く関心ないと応えたモニターをスクリーニングして2,000人を年齢別に振り分けてアンケート調査を行った。

1.オーガニックコットンの認知度
●よく知っている、まあ知っていると答えた回答者の%の合計を男女別、年齢別にランクしてみた。
女性

1位
30歳代  55.0%
2位
40歳代  52.5%
3位
50歳代  46.0%

男性

1位
30歳代  22.8%
2位
40歳代  21.1%
3位
20歳代  21.4%

※女性の各年齢層の中で半分以上の人たちが認知している。

2.オーガニックコットン製品の購入経験と購入希望
全体の回答
A
 オーガニックコットン製品を買ったことがある。 25.7%
B オーガニックコットン製品を今後買ってみたい。 53.4%
合計    79.1%

AとBの回答の合計を年齢層別にランキングしてみた。
<年齢別順位>
女性

1位
50歳代  86.5%
2位
30歳代  84.0%
3位
40歳代  83.0%

男性

1位
50歳代   79.0%
2位
60歳以上  75.0%
3位
40歳代   74.5%

3.なにを購入したか

1位
タオル・ハンカチ 57.4% ・女性が多い
2位
下着 31.5% ・男女とも40歳以上が多い
3位
Tシャツ 31.1% ・男性が多い
4位
寝具 23.3% ・男女同率
5位
ベビーウエアー 21.7% ・女性が多い
6位
化粧用コットン 20.3% ・女性が多い

4.オーガニックコットン製品を購入の際どんなことを確認したか

1位
手にとって品物をよく見て確認した。 61.0% ・男女とも50歳以上が多い
2位
認証のロゴやラベルを確認した。 41.2% ・平均的
3位
商品のブランド、メーカー名を確認した。24.2% ・20~40歳代の男性が多い

5.オーガニックコットンのイメージ

1位
農薬を使わないので環境によい 62.8% ・平均的
2位
製造段階で有害な化学物質を使わないので身につけて安心 57.4% ・平均的
3位
肌触りがよい 54.6% ・高年令層が多い
4位
アトピーの肌に優しい 47.1% ・高年令層が多い
5位
製造段階で有害な化学物質を使わないので環境に優しい 44.4% ・女性が多い
6位
農家の人々の健康被害がない 25.8% ・女性が多い

6.オーガニックコットン商品の製品ラベルに記載して欲しい情報は何か?
最も記載して情報

1位
35.3% 素材の含有率
2位
17.1% 製品のメリット
3位
16.3% 原産国名

※コットンの含有率に関心が強いのは高年齢層で、オーガニック製品のメリットへの関心が強いのは20代の男女に突出して多いのには注目すべきである。イメージだけでなく商品の説明を読んでいるのである。

7.適正と思われる価格設定について

●オーガニックコットン製品の価格設定で通常市販の同品質の製品に対してどのように感じているか
<設問>

A.高すぎると感じる価格 上限価格
B.安すぎて品質を疑う金額 下限価格
C.安いと感じる金額 理想価格
D.高いと感じる価格 妥協価格

1,000円の市販タオルに対して

上限価格
1,250~1,300円
下限価格
1,000~1,050円
理想価格
1,050~1,100円
妥協価格
1,150~1,200円

10,000円の市販衣料品に対して

上限価格
10,500~11,500円
下限価格
9,500~10,000円
理想価格
10,000~10,500円
妥協価格
10,500~11,000円

日本オーガニックコットン流通機構 理事長 宮嵜 道男