article-2665363-1EED75CC00000578-906ある時、ファッションストアーで気に入った洋服を買って、家に帰りワクワクしながらパッケージから取り出し、着てみて鏡に映った自分の姿に満足して、それからその服をたたみながらタッグを見るとおかしなメッセージが目に入ってきます。

「この製品は不良品、搾取工場で苦しんでいます」と印刷されたタッグが縫い込んである。なんだこりゃ???
いくつもの品質検査を通り抜けて、このような商品が消費者の元に届いてしまったのでした。

この他にもSOS SOS 助けての後に
中国文で何やらびっしりとその苦境が
綴られた紙が製品のポケットから
出てきた例もあるようです。

2014年6月、イギリスの激安ファストファッションチェーン店「PRIMARK」で
買い物をした消費者から、SOSタッグが付いているという報告が相次ぎました。

その後、各店で見つかりました。どういう経緯でこのようなタッグが製品に縫いこまれたのか関係者は、只々首をひねっています。

衣料産業の労働環境はなかなか改善が進んでいないのが現状で、生産地は、少しでも安い労働賃金を求めて移動しています。

ブルガリア、カンボジア、クロアチアでは最低賃金が守られていないと
CCC(Clean Cloths Campaign)が報告しています。
安い賃金、圧縮されたコストで大量の服を作り、大量の広告宣伝で煽って、消費者は安い服をどっさり買って、飽きたらどんどんゴミに出すという資本主義の仕組みは、どこかで修正してゆかないと際限なく繰り返されてゆくのでしょう。

消費者が賢くなるのが、最も早道ですが、消費者そのものが資本主義の中にどっぷり浸かっているので見えにくいというのが現状でしょうか?

平成26年7月2日                    日本オーガニックコットン流通機構
宮嵜道男