携帯電話のCMで人気のタレントワンちゃん「カイくん」。とんでもないギャラを稼いでいるそうで、わが身と比べて、人間として生まれた不甲斐なさを感じています。

2003年10月10日千葉県生まれの5歳、北海道犬で、北海道の「海」から命名したそうです。あれだけの演技のできる「カイくん」はきっととんでもない知能の持ち主だろうと想像できます。推して知るべし、モデル犬の畏(おそ)るべき知能を紹介しましょう。

まずこの写真をご覧ください。
写真提供:(有)マザーズ
これはNOCメンバーの㈲マザーズの石塚さんがペット用の用品カタログを作る時に
撮影されたものです。

9匹のワンちゃんたちがベストポーズで一斉にカメラに目を向けています。
例えば9人の人間が並んでカメラに「はいチーズ!」とやってもきっと誰かが眼をつむったとか、動いてしまったとかなかなかこううまく撮れるものではありません。
普通のワンちゃんだったら、こんな写真は、奇跡が起こらない限り絶対に撮れないでしょう。

一匹が前を向けば他は横を向いて吼えているなんていうのが関の山です。

さあもう一度よくご覧ください。
この写真の凄さがお分かりですね。
彼らは自分がどうゆうことを要求されているのかはっきり理解しているのだそうです。

スタジオの中には撮影機材がところ狭しとあちこちに配置され、撮影のスタッフの人たちが動き回っています。強い照明が当てられ、フラッシュの光をいくつも浴びるのです。どれもこれも気が散ることばかりの中で、彼らはカメラに目線を送り続けることに集中できるのです。飼い主が、指示を出すとピタッと動かなくなるそうです。厳しい訓練の賜物かと思いきや、ここまで出来るのは生まれつきの性格だそうです。それはそうでしょう、訓練と言っても限界があります。

もう一枚の写真をご覧ください。
写真提供:(有)マザーズ
海老のおしゃぶりを加えているのはミニチュアシュナイザー犬のココちゃんです。

同じ籠に入っているのはチワワ犬のリオンちゃんです。ココちゃんは、これらの賢いワンちゃんの中でも群を抜いているそうです。

ココちゃんにおしゃぶりをくわえさせてカメラ目線で静止を指示すると、ピタッとポーズをとり続けました。ところがツーショットのお相手のリオンちゃんの方は、長時間の撮影で集中が切れ始めて、首を右に左に動かしてしまいます。何度も何度も撮り直しが続きました。ココちゃんの方は完璧なポーズを保っています。
20分、30分と時間が過ぎてゆきました。やっとカメラマンがOKを出しました。

とその時です。完璧な静止を続けていたココちゃんは、感情を顕わにしてリオンちゃんに激しく吠え掛かりました。それまでの落ち着いていたココちゃんとはかけ離れた感情の発露に、その場に居合わせた人たちは一同、本当に驚き、そして同時にココちゃんのプロ意識に共感させられたのでした。

現場に立ち会っていたマザーズの石塚さんからこの話を伺った時に、石塚さんの巧みな話術のためかも知れませんが、なにやら熱いものがこみ上げて眼が潤んでしまいました。

どの世界にもプロが居て、想像を超えた能力があるということを改めて感じました。

※㈲マザーズのmutterブランドのワンちゃんペット用品カタログ2008秋冬バージョンをご希望の方はNOCにお問い合わせください。

日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮嵜 道男