小学生3年生と2年生の孫を連れて只今上映中の映画「アース」を観にゆきました。

子供たちに見せたい映画として、子供特別料金500円ということで助かりました。
さて、映画は凄い迫力で、大人でも十分驚ける内容です。

数秒の映像のために何か月も極寒の地で耐えたり、パラグライダーによる決死の撮影、緊迫した野獣の戦いを間近まで迫り撮った精緻な映像。
どれもこれも「究極」という名を冠して余りある内容でした。

子供たちの印象を聞くと、小さい動物が大きい動物に食べられてとても可哀相だったということでした。確かに地球の美しさを北極から南に下り、赤道を越えて南極に至るまで余すことなく見せてくれますが、合い間、合い間に地上で行われる生き物の営みをクローズアップします。動物の生態はやはり食べることに始まり子孫を残すことに終始していることを陸の動物、海の生き物に焦点を当てて見せて行きます。その中で特に「うーん!」と唸らせられた映像がありました。それは逃げる鹿にピューマが襲い掛かる場面でした。右に左に交わしながら軽快に走る鹿に対して、ピューマの無駄のない美しい動きをスローモーションで捕らえて行きます。ついに力尽きて転げまわる鹿をがっしりと捕らえ、素早く鹿の首を目掛けて食いついてゆきます。

「大自然の深遠な儀式です」と、ナレーションが流れます。鹿は観念して首を長く伸ばしてピューマに身を委ねているように見えます。見事な表現です。ピューマも食べなければ生きられない宿命に中で生きているわけで、そこには善悪の入り込む余地のない、正に命の連鎖の儀式なのです。植物が小動物に食べられ、小動物が肉食獣に食べられる。これは命が次から次ぎへ伝えられる現象だということが分かります。この現象もグーッと引いて俯瞰して更に宇宙からぽっかり浮かぶ地球の姿まで見てゆくと、命とは、同じもの・一つのものということが感じられます。草も木も花も、虫も動物も魚も、あらゆる命のあるものは、「一つの命」から来ている。地球そのものも生き物だというガイア思想に繋がります。

地球に意識があるとして、勝手にドンドン増殖して、窒素酸化物や毒素を撒き散らし地球の健康を損ねる存在「人類」は、まるでガン細胞のようだと感じているはずです。皆で意識を変えて、人類は地球の健康を保つビタミン剤にならなくてはなりません。そんなことを考えさせる素晴らしい映画です。是非機会を作って観てください。

日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮嵜 道男