PFCはPerfluorinated Compoundの略で「過フッ素化合物」のことです。

H&M社(スウェーデン)は、この化学物質が、地球温暖化などの環境を害し、人の健康を傷めるとして使用の禁止を9月4日に宣言しました。

衣類の防水加工や汚れにくい加工の防汚処理、界面活性剤などに使われています。
特に雨対策用の撥水加工剤としては極く当たり前に利用されてきました。
来年の1月には、店頭から全面撤去という計画のようです。

PFCは、焦げ付かないテフロン加工のフライパンや防水スプレー、スコッチガード、ステインマスター、汚れにくいカーペット、傘の撥水剤、医療用不織布、建材の防腐剤、ワックス、塗料、光沢剤等など、家庭の中を見渡してみると当たり前にある薬剤ばかりです。

このPFCは、既に地球上を汚染していて、北極のクマの体内からも検出されるほどです。
特に子供の血液中に少なからず蓄積している報告があり心配されています。

PFCは、腫瘍、癌などの原因だけでなく、不妊の原因としても報告されていて、人類の存亡にまで関わる心配が出てきています。

世界中で大騒ぎになり日本でも1970年に法的に使用禁止が決まったPCB(ポリ塩化ビフェニール)問題に匹敵するくらい大きな問題になりそうです。

人工の化学物質というものは、そもそもこのような未知の毒性が地球上に広がった後でないと判らないという愚を繰り返さなければならない存在だと知るべきです。

化学物質の使用を止めて、できるだけ天然材料を駆使する技術の方向に転換してゆかなくてはなりません。

消費者は、「安くて便利なものにはリスクがある」ことを知らなくてはなりません。コマーシャルを無邪気に信じて飛びつくことは止めましょう。

オーガニックな感性を磨いてお買い物しましょう。

NPO日本オーガニックコットン流通機構
宮 嵜 道 男
平成24年9月12日