土地の言葉でこう言われて妙に納得しました。

栃木県秘湯川俣温泉清和園の名物野天風呂が熱くて長く入っていられないのでフロントの女将に文句を言いに行きました。
「折角のいい風呂なのに熱くて入れません。」と言うと表題の言葉が返ってきました。
何かこう堂々と言われると、文句をつけたこちら側が野暮なことを言ってしまったという負い目を感じてしまいました。

日頃、オーガニックコットンの製品を販売していて、やれ色が違う、色が変わった、縮んだ、などのクレームを頂いて、あたふたとしています。
こんな時「自然のものだからさー!」と言えたらどんなにいいか想像してしまいました。

無農薬で育った希少な綿花から最高レベルの安全基準に沿って糸にし、生地に作り縫製加工して製品に仕上げる過程で、“なにも足さない、なにも引かない”自然のままの風合いを保つことを最優先にした自信作なのです。
だからそのとおり胸を張って言ってもいいようなものですが、それはとても商売上言えません。
だから清和園の女将が羨ましいのです。

日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮嵜 道男