imageCANE5J6L<ミトコンドリア・イブ>

学問が進んで人の体の仕組みや成り立ちが明らかになると次々と「女性」という存在の重要性が
浮き彫りになってきました。
人類の歴史を見てゆくとほとんど男性が作った歴史で、戦いに明け暮れ、女性を苦しめ、宗教を作って
女性を支配してきました。
歴史上の英雄はほとんど男達です。稀にクレオパトラやジャンヌダルクが思い出せるくらいです。
宗教の世界では、キリストも仏陀もマホメットもみんな男で、神様のイメージといえばお決まりの白髪で髭をたくわえ、杖を持ったお爺さんです。
ということは、これらはみんな男によって創り上げられた、それこそ神話だということが判ります。
本当に女性に失礼だと思います。

細胞の中にミトコンドリアという不思議な器官があります。地球がまだ酸素も無い創世期の頃のことです。
もちろん生物らしい生物は存在していません。酸素が無くても生きられる菌類(嫌気性菌)がいるくらい
でした。
太陽のエネルギーを使って光合成する藻類などが出現し植物が生い茂り、排出したのが酸素でした。
酸素は反応性が強く元来、生体には害のあるものですが、この酸素をエネルギーに換える変わった
細菌だったミトコンドリアがどこからか出現して、酸素を好むいわゆる好気性微生物に取り込まれました。
これがその当時の環境にうまく適応して、一気に生物が地上に、はびこり始めました。
魚類、両生類、爬虫類やがて哺乳動物になってゆきます。そんな画期的なミトコンドリア、何世代にも
亘って人の遺伝子に伝えられて今日に至っています。
ミトコンドリアの遺伝子は女性の細胞だけに残り伝わってきました。
男性のミトコンドリアは卵子に到達する長い道のりで、精子の運動エネルギーとして使い果たし、
受精の時には残っていないのです。
そこで現代の女性から何百万年とミトコンドリアの遺伝子を辿って、過去にさかのぼってゆくとなんと
アフリカ大陸の一人の女性にたどり着いたのです。
その女性は「ミトコンドリア・イヴ」と名づけられました。

やはり最初の人間は男性ではなく女性が先でした。
土の塊にお爺さんの姿をした神様が息を吹き込んでできた男のアダム、アダムのあばら骨から女性のイヴを創ったというのは逆さまの話だったのです。

子供の頃から一つの疑問がありました。誰に聞いても嘲笑だけで答えてくれませんでした。
それは、「なんで男なのに乳首がポツッとお印のように小さいのが付いているのだろう」
なんの役に立つのだろうかということです。
ある時、気が付きました。これは結局ただ単に男とは女性から変形したのであって、元は女性だった
痕跡なのだということです。
細胞内の遺伝子の46個の染色体の一つが、本来全部Xの形をしていなくてはならないのに、Yの異形を
成しているのが男性なのです。
どこの国にも一定の割合でいる性同一性障害の男,つまりオカマさんがいますが、これは、本来の女性の形に戻りたいという自然の姿なのかもしれません。

男は女性のために生きるべきものなのです。カマキリの雄は、子孫の種を雌に与えると、潔く
その身を雌に捧げます。
雌は雄の身体を食べて栄養にして子供を生む力にしてゆきます。多少辛い話ですが、
カマキリの雄の覚悟は見上げたものです。男とは本来そんな存在なのでしょう。
動物の世界では、雄のほうが美しく、雌は地味に造られています。それは、雄は雌に選ばれる存在で、
選ぶのは雌だということです。

男は女性を助け、喜ばせるために造られています。女性を支配し、傷つける男なんていうものは決して
許されるべきものではなく創造の神の意思に反することで、天罰ものです。
女性のために歌を唄い、女性のために美しい絵を描く、男は本来、女性を喜ばせてこそ自身も喜べるようにプログラムされていたのです。

つづく